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世界は今年大変貌を遂げる

 世界は、今年大変貌を遂げる可能性が非常に高いです。その兆候は既に経済に表れています。今日は東証の大発会ですが、300円を超える高値で始まっています。詳しく見て行きますといろいろな原因が考えられますが、大きいのはアメリカの『財政の崖』問題が取り敢えず片付き一応先送りされたことです。

 ですが、本当にこれから経済は安定して、特に日本経済は2%のインフレターゲットを目指して成長路線に戻るのでしょうか。

 ところがどうもそれは怪しそうです。理由は日本だけでなく世界が大きな転換点を迎えているからです。因みにTPPや原発再稼働を含めて様々な不安定要因が存在するからです。今日はその一つ一つを考えてみる事にします。

 まず第一に、インフレターゲットの問題です。果たして2%が達成できるのかどうか、という事に尽きます。民主党政権のやり方が拙かったとはいえ、背後に財務省と日銀が付いていたのです。いくら政治家が無能だったとはいえ、官僚は分析能力にかけては優秀で政治家の無能を補って余りあります。デフレ経済の怖さは官僚の誰もが認識していた筈です。即ち、いくら財務省や日銀が民主党政権に愛想が尽きたとはいえ、恣意的に経済の軌道を狂わせることは不可能なのです。

 この問題の根底には、既に経済のコントロールを失っている可能性が挙げられます。これはヨーロッパの経済危機を見ればよく解ります。ギリシャやイタリアだけでなく、スペインやポルトガルも危機に陥って久しいのです。ただ一つの例外はアイスランドです。この国はデフォルトに近い状態に陥り、経済政策を根本的にやり直しました。ところがこれが意外に功を奏し、見事に経済が立ち直ったのです。この事は日本などの経済先進国のマスメデイアは完全に無視しています。その理由ははっきりしています。自分たちのニュース報道に取って都合が悪いからです。つまり経済がコントロール不能に陥っている事を悟られないためです。

 結論から言えば現代の資本主義経済は完全に行き詰まっています。ラビ・バトラというインド出身の経済学者は共産主義経済の崩壊を予言して有名になりましたが、同じ事が資本主義経済にも言えるのです。

 それだけではありません。現代の司法・行政の体系そのものが崩壊に瀕しているのです。立法は言うまでもありません。それは先日行われた衆議院の総選挙でも明らかです。即ち、巷間言われている“不正選挙”が行われた可能性があるからです。その証拠は至る所に存在します。いまさら言うのも後の祭りになるので私は敢えて言いませんでした。これは、司法・立法・行政のすべての分野で現代文明が完全に行き詰まっている事を示しています。

 現代にはチャネリングメッセージというものが存在しますが、そんなものに頼らなくても理解力のある人には判るのです。即ち、庶民です。庶民はこの世界が完全に行き詰まっている事が直感的に解っていて、それで若者が投票行動をボイコットし、結果的に投票率が異常に低くなっているのです。

 このように現代文明は完全に行き詰まっています。

 次に、TPPと原発再稼働の問題です。TPPの必要性を訴えているのは輸出大企業です。特に自動車産業や家電メーカーです。これ等の大企業は庶民の生活には何の貢献も果たしていません。この多国籍企業と呼ばれる大企業群は自らのみが生き残るために自己増殖を行い、法を恣意的に変えてまで利益優先の動きをしています。庶民は犠牲にされているのです。非正規労働者や農業が典型例です。福島で壊滅的被害を蒙った漁業もその例です。これらは殆どが中小企業です。大企業といえばゼネコンですが、このゼネコンの悪行も凄まじいものがあります。原発事故で問題になっているのが除染作業ですが、あろうことか除染で出た放射性廃棄物を川に流して捨てていたというのですから、呆れます。こうなれば企業倫理などはあって無きが如きです。コーポレートガバナンスなど薬にしようもありません。

 先日、金子勝という経済学者が、原発という技術は現代科学の中では遅れているテクノロジーで、電力を賄おうとすること自体が遅れている証拠だと言い切っていました。まさににその通りです。東電等はいまだに被害の補償さえ出来ておらず、まだ追加の政府補償を求めている有様です。こんな事で、原発推進などよく言えたものです。地球温暖化などという戯言もここから出ています。

 まだまだ問題はありますが、結論を急ぎましょう。このように現代文明は完全に行き詰まっていますが、それらの殆どが打つ手のない袋小路に堕ち込んでいます。前の福島県知事の佐藤栄佐久氏がいみじくも言ったように、原発とは、トイレの無いマンションのようなものだという言葉が今更のような重みで迫ってきます。突き詰めていえば、人類は、原子力というテクノロジーをいまだ使いこなせていないのです。

 そして、現代文明の最悪のシナリオが金融の崩壊です。銀行システムは崩壊しつつあります。その根底は銀行が不当に儲けている現行の金利システムにあります。住宅ローンに例を取れば、普通でも住宅ローンを組めば支払者は結局約二倍の金額を払わなければ完済しいなことになります。これは不公平極まりない事です。この制度は闇の勢力によってローン制度が造られたためです。もうこの制度は止めなくてはなりません。

 これらの事をつらつら考えて行くと、現代文明は大変革されなくてはならないのです。私が冒頭に言った、世界は大変貌を遂げる、という事の意味はこの事なのです。

 世界はこのまま放っておいたら完全に滅びます。それでは何にもなりません。地球は生きていて、地球そのものも生命体です。地球も生きるためにもがいているのです。そして、地球自身が変わろうとしているのです。

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