コロンビアのイスロテ島について(今夜のNHK総合テレビの番組から)
NHKもたまには良い番組も放送するものです。今日、午後8時からの総合テレビの番組でカリブ海に浮かぶ、コロンビアのイスロテ島での番組を放映していました。そして注目すべきはイスロテ島には貨幣がないのです。もちろん、学校はあります。ただ、生活必需品の最大のもの、水がないのです。数年前には本土から水を売りに来ていたそうですが、今では島内に貯水槽を作り、そこで雨水を溜めて生活に使っているのです。大事なことは、島民にその水を売るとき、基金となるように少しずつ費用を集め、島民が怪我や病気に罹った時に、その基金から必要な金額を支出して、みんなで助け合っている事です。
ただ、NHKですから都合の悪いところは情報を出していません。コロンビアといえば、昔は奴隷売買でアフリカ等から連れてこられた人たちであり、人口1200人余りの猫の額ほどの土地にそれだけの人々が暮らしているのです。恐らく、島民のほとんどが、何らかの形で親戚関係にあるのでしょう。みんなで助け合って生きている感じでした。私はこの島に人類の生きる術を見る思いがしました。
つまり、生きるにはお金も、病院も、高度なテクノロジーも必要ではなく、人とひととの繋がり、助け合いこそ必要なのではないか、という事です。原発事故を起こした福島の現状を見るにつけ、その思いが強くします。
後で調べてみるつもりですが、この島にはテレビもあり、サッカーも子供たちがゲーム感覚で遊んでいました。むろん、成人に達したら、文化的な情報を受けて、移住をした人もいることでしょう。しかし、元奴隷であったというハンデは拭い難く残っているはずであり、生活は厳しいはずです。
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