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政治に新しい流れが起きている Ⅱ

 今晩、NHKテレビを見ていて大阪のダブル選挙でなぜ橋下前知事の大阪維新の会が大差で勝ったのか、その一端を詳らかに知ることができました。NHKの報道姿勢は、必ずしも大阪維新の会に好意的ではありませんでしたが、却ってそれが今回の選挙の状況を浮き彫りにしていたのです。

 要するに、大阪市民は現在の東京一極集中の大都市部の疲弊した現状を変えたがっていたのです。その姿は、特権階級である大阪市庁の公務員の態度によく表れていました。一番危機感を感じていたのは、他ならぬ大阪市民であったのです。いみじくも私は今日のNHKの番組を通じてそれを如実に知ることができました。

 これに対して、自民党も民主党も、はたまた共産党さえも、党中央では大阪市民の気持ちを汲んでいたとは言い難いものでした。自民党の総裁などはいったい何を考えているのかさえ判然としませんでした。

 見えてきたのは、常に東京の二番煎じに甘んじてきた大阪市民の苛立ちであり、大阪から逃げて行くモノ、ヒト、カネでした。今回の大阪維新の会の躍進は、若い人だけではなく、却って老人の方が積極的に支援していたように見えました。

 この流れは、多くの地方都市に波及するでしょう。石原東京都知事が、大阪維新の会を支援していたことでも良く解ります。

 はっきり言って、選挙前の大阪市政は二重構造そのものでした。無駄が多く、税金の無駄はおろか、すべての面でそれが見られました。そのいずれも前市長は情実に流されて改善の糸口を見出せず、前例主義に陥って、市政の硬直状態を招いていました。これでは大阪市と大阪府とが手を携えてやって行ける土壌は醸し出されるはずがありません。前市長の敗北は当然の帰結だったでしょう。

 皮肉にも、応援に訪れた石原東京都知事にもこの大阪市の現状は、東京都を抱える現状とダブって見えたはずです。というのは、東京都は国の機関、霞が関が厳として存在し、まさに二重構造となっているからです。

 いまこそこの国は地方から政治を変える時が来たともいえます。霞が関の官僚組織、裁判官制度や警察制度、検察の陰に隠れた陰惨な実態、東電を始めとする超大企業の横暴、マスゴミの記者クラブ制度などの跳梁跋扈、どれを取っても国民の力を殺ぐものばかりです。

 橋下氏が今度は国政に打って出る、と吠えたのは大正解です。大阪市民がそれを身を以て示し、応えてくれたと思います。

 私は数年前、橋下氏が大阪維新の会を立ち上げたとき、果たしてどんなものになるのか、些か危惧を以て見ていました。

 ところが、それは単に杞憂に過ぎませんでした。特に最近の野田内閣のTPP参加や消費増税に現を抜かす現状を見るにつけ、これではどうしようもないな、思わずにはいられません。財務官僚に頭を押さえつけられている野田総理には総理大臣の資格も能力もありません。

 今回の橋下氏の大阪都構想は、このような現民主党政権の官僚イズムの凝り固まった国政を変革し得る突破口になるものと確信した次第です。

 今日のNHKの報道を見て私はそんな感想を持ちました。ただし、改革はまだ緒に就いたばかりです。今後とも詳細かつ慎重に橋下維新の会の行く末を見定めて行く必要があります。

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