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時代は変わり始めた!

 今日の参議院での震災対策集中審議を見ていて、後で思いついたことがあります。それは、マスメディアの報道姿勢に若干の変更が見られる事です。理由は幾つかありますが、今晩はそれを具体的に見て見ようと思います。

 ①菅総理は、原発推進を一方的に言えなくなって来ている。

 この事は、菅総理の言葉ではなく、マスメディアが従来のスポンサー企業である、電力会社の言うなりにはならず、原発利権を批判する立場に転換しつつある事を示し始めている事です。名前は出せませんが、ある高名な政治評論家が、はっきりと時代は変わった、と公言し始めました。

 ②菅総理がいくら頑張っても、もはや原発推進は不可能になった。

 これは、世の中がはっきり原発は危険なものであり、その安全性が疑われるようになった、と認識し始めた為です。今まで学術界でも、原発の危険性を疑う様な発言や、学者の研究そのものが、無視されて来ましたが、何人かの社会的有力者が、反原発に思想を大転換し、隠さずに自分が間違っていた事を公言して、脱原発を言い始めた事です。これは大変大きな変化です。

 ③自民党の中でも、脱原発に方向転換する議員が出始めた。

 これまで、自民党の中では、原発推進政策に反対する議員は出にくかったのです。それは、派閥の抑えつけであったり、政治資金を出してくれるスポンサー企業の手前であったからです。また、票を入れてくれる一般庶民の意識が、ここに来て急速に反原発に向き始め、このまま原発推進派というレッテルを貼られたままでは、次の選挙には到底勝てない、と思い始めたのです。

 ④諸外国が反原発の方向に動き始めた。

 その第一はドイツのメルケル首相です。また、私は表面上は、アメリカのオバマ大統領も原発推進を明言していますが、選挙民の変化によって、いつ脱原発に政策変更を言い始めるか解らない、とも思っています。それほど、今回の福島原発の大事故はインパクトが大きく、世界の世論を喚起し、原発は危険なものである、という認識が急速に世界に広がったのです。また、世界の共産圏の一角を占めるキューバは以前から原発には批判的でしたし、北朝鮮でさえ、原発の危険性を認識し始めた可能性があります。

 ⑤電力会社そのものが、このまま原子力発電を続けていては、会社の存続さえ危うくなる、という認識を持ち始める可能性が高い。

 これは、電力会社といえども営利企業であり、後ろには株主という存在がある限りは株主の意向には逆らえない、という事情があるからです。特に今回の東電の立場を考えて見れば極めて事情がはっきりします。つまり、東電は福島第一原発の大事故により、莫大な損害賠償責任が生じる事になり、場合によっては株価がまったく無価値になり、大損を被る事になるからです。この場合、会社の経営者は株主代表訴訟によって損失の補てんを求められる可能性が高い事です。東電の社長や会長が辞任を仄めかしているのはそのせいです。以前なら、東電の会長、社長と言えば、経団連の幹部を務める事が多く、日本の財界のトップを占めていました。この大変化により、日本は大きく揺らぐ事になる可能性が大です。この流れは他の電力会社に波及する可能性が高く、急速に原子力発電そのものが衰退する可能性があります。

 以上の様な諸点を考えて見ると、時代は大きく変化する可能性が大です。しかも、この大変化は、眼に見えないところでも起っているのです。

 私は、実はさっきまで落ち込んでいました。それは、今日の参議院での集中審議の様子を見ていて、余りの下らなさに呆れ、失望していたからです。しかし、良く考えて見ると、それは間違いでした。我々は時代のターニングポイントに立っている事が、いきなり分からせられたのです。そのきっかけは、始めに述べたある高名な政治評論家の言葉でした。はっきり、いま時代は歴史的な転換点にあると告げられ時、ハッとしたのです。

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コメント

政府は原発の取り返しの効かない危険性に正面から目を向けて
廃止の政策に転換すべきです。今まではコマーシャル等で大切な得意
先の東電に遠慮していましたが、そろそろメディアも原発事故に関
して正直な報道を始めて来たようです。原子力機関に大量の官僚が
天下りをして、それがこの上もなく弊害を及ぼしている事実も白日
のもとに晒されつつあります。電気を起こすのは火力でも原子力でも
蒸気の力で発電機を回しているのには変わりありません。同じであれば
多少コストが高くなっても安全面から考えて即刻、火力発電や風
力、太陽熱等に切替策を進めて下さい。それらに比べ比較にならな
いほど原子力はリスクが伴います。一部の利権屋のカネもうけの為
の原子力産業を一刻も早く処分すべきです。
付け加えれば、菅さんは総理は勿論、議員の資格もない人格の方
だと推測致しますので、即刻交代(出来れば小沢氏と交代)を望み
ます。

投稿: 日本 憂太郎 | 2011年4月20日 (水) 12時25分

日本に課せられた運命だっ震災、そして事故・・・。

武器としての原爆の唯一の被爆国である日本に、平和利用
とはいえ、原子力発電を始めたときに運命づけられたのでしょう。。。

世界最高ともいえる古から受け継がれた精神性を持った
日本人に課せられた人類が超えなければいけない試練・・・。

地球という大きな家の家族全員で、解決しなくてはいけない課題・・・。

お日さまは善にも悪にも差別なく平等に暖かく照らしますよね・・・。
地球の大地はどんな種も排除せずに平等に優しく育んでくれますし・・・。

私達はみんな、地球という大きな家の家族なんです。。。
それぞれに役割があって、それぞれの存在が大切。。。
そう考えたら、全てに愛と感謝の気持ちをもって仲良くしないと・・・。

そう、原発も私達人間が作ったもので、今は悪ものになって
しまったけれど、単に憎むとか嫌うとか、そういう感情をぶつける
のではなく、今まで私達に電気を供給してくれてありがとう・・・
というねぎらいの気持ちが伝わったら、自然と収束するような
気がするんですよね。。。

陰謀論などいろいろありますが、対立する相手に憎しみを
抱いていても何も解決しない・・・。
全てを光で包んで昇華させることがきっと求められているんじゃ
ないか・・・って・・・。

私は未来に希望があると信じています。
私達は必ず、乗り越えることができると・・・。
夜明け前は一番暗いといいます。
この時を過ぎたら、日がまた昇ってくるんです。

投稿: ひろみ | 2011年4月19日 (火) 04時19分

原発事故は、今後の世界の原発推進に影響を与えたでしょう。

また先日、光合成からヒントを得て水と光から発電をする研究が紹介されていました。

今後、再生可能エネルギーがまた着目されたり、新しい発電方式の研究もされるでしょう。

ただ現実は経済が伴うので、雇用の促進や産業の発展に結び付く形が求められるでしょう。

発電の他に節電では、LED照明の普及が加速するのでは?夏の節電策に注目したい。

余談ですが、乾電池がまだ出回っていないですね。充電池がコストを下げさらに普及するようになるのかどうか。今後の動向を見守りたい。

投稿: sib | 2011年4月19日 (火) 03時07分

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