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原子力大綱、見直し中断…国民的議論を踏まえ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000038-mai-soci

 この議論は、尤もな話しです。しかし、忘れてはならないのが、国民的議論と言っても国民には原子力に対する正確で間違いのない意見を持っているかというと、必ずしもそうではないという点です。 

 決して国民をバカにしている訳ではありません。そうではなくて、現在の日本人は多くが義務教育などに於いて、誤った原子力理論を教え込まれ、偏った意見を持つように教育されて来ているからです。

 この事は、他にも多くの分野で起きている事です。いわゆる「常識」という範疇ですが、この常識というものがいかに怪しげなものであるかは、大多数の国民が認識していません。まずここから正すべきです。

 その一つに、原子力は安全であるという神話、これは今回の事故で脆くも崩れ去りました。

 次に、原子力は地球温暖化防止に役立つ、という作られたデマ。そもそも、地球が温暖化している、という証拠はでっち上げられたものです。クライメート・ゲート疑惑がその最たるものです。ところが、マスメディアを中心にして、この地球温暖化理論は、庶民の間に根を張っています。これこそ、いわゆる常識というトリックに嵌められているのです。

 第三に、産業界に蔓延っている、原子力利権です。原子力は莫大な儲けに繋がります。また、原発を受け入れる地方自治体には、国や電力会社から莫大な補助金が支払われますが、その補助金を健全に使って、地方財政を活性化した例が余りないのです。その資金のほとんどは、自治体の長などによって不正な使われ方をし、住民のためにはほとんど役だっていないのです。

 第四に、深刻な放射能汚染は、電力会社や、地方自治体によって隠蔽される事が殆どで、最後は国がその仕上げをしています。今回の福島原発はかつての佐藤栄佐久知事までがこの落とし穴に嵌められ、冤罪によって知事職を追放されています。真面目にやればやるほど国などの関係機関から疎まれるのです。

  最後に、原発は終わりのない施設である、という事実です。これを前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、トイレのないアパートのようなものだ、と、形容しました。一旦造ったら壊すのには莫大な費用がかかり、結局最後まで使い続け、爆発して終わりにならなければ使用を止められないのです。いみじくも今回の福島第一原発がその典型でした。 

 このような事実を踏まえると、果たして国民的議論などどこに生まれる余地があるでしょうか。大いに疑問です。現に、民主党政権はいまだに原発を見直すとは言っていません。初めから終わりまで原発ありき、なのです。

 結局、繰り返しになりますが、佐藤氏が言った、原発は、トイレのないアパートのようなものなのです。つまり、何時まで経っても自己完結しないのです。

 もっと言えば、我々現代人は、原発などの原子力を適正にコントロールし得るテクノロジーをまだ保有していないのです。恐らく最短でも一世紀も二世紀も懸かるでしょう。いや、それでも完成しないかもしれません。それほど不完全なものを我々は手にしようとしたのですが、スリーマイル島の事故やチェルノブイリ原発の事故などによって人類は大痛手を受け、今回福島原発事故で仕上げの痛手を受けたのです。

 世に三度目の正直という諺があります。しかし、この三度目は終わりなのです。それを我々は身に沁みて受け止めなくてはなりません。

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コメント

またやってしまった…

菅直人首相が陸前高田市の被災者の心を「逆撫で」する発言


☆「無能な味方は敵より恐ろしい」 危機だからこそ首相退陣
(産経新聞)


2日午前、約160人が避難生活を送る岩手県陸前高田市の市立米崎小学校へ視察に訪れた首相は、赤いランドセルを見つけ、被災者にこう話しかけた。
「新しいんですか。ナントカ直人がくれたのかと思いました…」
大震災で多数の児童が死亡・行方不明となった。新聞やテレビでは、泥だらけのランドセルをなでながら涙を流す遺族の姿を繰り返し報じてきた。その非情な現実を知らなかったのか。首相のくだらない冗談との落差に愕然(がくぜん)とする。
そのくせ、昨年末から全国の児童施設に人気漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人を名乗ってランドセルなどが贈られたエピソードはチェックしていたとみえる。自らの名が「直人」であることを意識し、ちゃっかり自己宣伝に利用するところが実に不謹慎だ。そこに被災者に寄り添う姿勢はまったく感じられない。


投稿: 空丞 | 2011年4月 5日 (火) 20時51分

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