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前原外相辞任から見えるもの

http://risingsun-kiri.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-1bfd.html

 このライジングサンの記事は大いに意味深な内容です。実は小沢一郎氏には田中角栄元総理大臣の隠然たる影響が存在するのですが、その田中角栄元総理は、日本独自の資源外交を目指して、アメリカから目を付けられ、失脚させられた悲劇の宰相と見る事ができるのです。

 私は、この事を象徴的に紹介した、2010年1月22日付けの週刊朝日を今も手許に持っています。

 その週刊朝日には書評として草思社から刊行された「田中角栄 封じられた資源外交」(山岡淳一郎著)が紹介されているのです。

 ご承知のように、田中角栄元総理は金権政治家として当時のロッキード事件で象徴される汚い政治家というイメージを着せられて失脚させらた人物です。先年、コーチャンというロッキード社の元副会長が死亡しましたが、この人物が司法取引によって田中角栄氏を罪に陥れ、それを取材して記事にしたのが立花隆氏という有名なジャーナリストです。

 この事件には後日譚があります。その田中角栄氏の薫陶を一身に受けたのが小沢一郎氏なのです。

 そして、やはり小沢一郎氏も、アメリカから狙われ、失脚させられそうになったのは皆さんご存知の通りですが、実はこの事件も因縁というか不思議な巡り合わせなのです。

 田中角栄元総理にまったく罪がなかったか、というとそこには微妙な意味の取り違いがあります。ロッキード事件は並行して防衛庁の戦闘機導入事件とほかに幾つかの金脈事件が捜査されていたのです。ところが、時の政界ではこのロッキード事件の本筋であった防衛庁ルートが挙げられると、時の日本の自民党の政治家のほとんどすべてが芋づる式に逮捕され、日本の政治が麻痺してしまうという危機に見舞われる羽目になったのです。

 そして犠牲になったのが田中角栄元総理であり、助かったのが中曽根康弘元総理であったのです。

 この時の経緯は、これも小沢一郎氏の懐刀と言われた元参議院議員の平野貞夫氏の書いた「ロッキード事件・葬られた真実」(講談社:刊)という著書に詳しく書かれています。

 話を元に戻すと、つまり、前原氏の辞任にはこういう連綿とした戦後政治史の秘話が存在し、小沢一郎氏の「政治とカネの問題」もアメリカ側が仕組んだ冤罪事件である事が良く理解できるのです。

 いま、まさに時代は節目に来ています。ここで、日本がアメリカの罠に嵌って餌食にされるか、それとも、真の独立を果たして、日本が戦後初めて独立国家として自立できるか、の瀬戸際にあるのです。

 皮肉な事に、この週刊朝日の2010年1月22日号には、911テロ同時多発事件の曝露記事が、初めてメジャーな週刊誌記事として、建築家のリチャード・ゲイジ氏の見解を掲載しているのです。

 まさに皮肉というしかありません。

 ※)もう一つ、不思議な暗合があります。それは、歴史上名高いロッキード事件を国会で取り扱った時の衆議院議長が京都選出の前尾繁三郎氏であり、今度の前原前外務大臣の辞任も、前原氏が京都選出の衆議院議員である事です。名前の【前】という文字も奇妙な一致です。何かこの事件はシンクロニシティに満ちています。いや因縁というべきかも知れません。いずれも当時の田中金脈事件とは立場が逆になっています。

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