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時流を読む――既成政党の瓦解と融解が始まった!

 ここ暫くはメディアやブログに掲載された記事を基にして書いて来ましたが、今日は日頃考えて来てまだ文章にしていない考えを基礎にして書いて見ます。

 自民党の解党現象が始まっています。しかし、この動きには幾つかの不可解な点が厳然として存在します。まず、与謝野氏の離党問題です。これは本質的に比例選挙の制度を踏みにじるものです。与謝野氏は衆議院の選挙区選挙で落選し、並立立候補していた自民党の候補として復活当選していました。本来であれば、自民党から離党すれば議員資格を失う筈ですが、新党を立ち上げればそれが許されるという特例に救われた訳です。しかし、これは法の抜け穴であり、同義的に許されるものではありません。新党立ち上げに当たって、党代表を平沼氏にしたのは当然の成り行きでした。

 次に、そのような事情がありながらなぜ与謝野氏が離党してまで新党立ち上げに動いたのか。そこには不可解な動きがあった筈ですが、表面には出て来ていません。与謝野氏は衆議院の選挙区で落選した時点で個人の政治生命は終わっていたからです。それを厳正に見て見ると、与謝野氏が法の抜け穴を使ってでも新党立ち上げに動いたのは、誰かの強力な後押しがあったと見るのが自然な見方です。その上に巨額のカネが動いたという噂が存在します。

 一説には、これらの一連の動きの仕掛け人として小沢氏の影がチラチラしています。公明党の権力交代をしかけたのもS学会の会長と小沢氏だとも言われています。神崎氏も昨年8月まで党首だった人物も学会のリードで切られました。

 自民党はこのように既に再生の道は閉ざされ、生き残るのは難しい状況です。起死回生の窮余の策として浮上していた舛添氏の副総裁起用も、本人への呼び出し電話に自身が電話に出ない、という極めて子供じみたやり方によって拒否され、見方によっては舛添氏の下劣さをあぶり出す格好になってこの線も消えています。

 一方、民主党の方も亀裂が入ったままです。生方氏の処遇は宙に浮いたままであり、地方組織との軋轢も極限にまで達しています。一応連合の会長が小沢氏に詫びを入れて事なきを得た格好ですが、この問題はまだ解決した訳ではなく、水面下で尾を引いており、いつ火を噴くか不気味な様相を示しています。民主党内部には143人という小沢チルドレンが存在していますが、これも言うならば烏合の衆であり、粉々に分解して散ってしまった小泉チルドレンの二の舞になるのは確実です。党内の有力議員にも亀裂が入っており、前原国交大臣、菅財務大臣、仙石戦略大臣ともども一枚岩ではありません。特に前原氏は直前に京都で小沢氏に煮え湯を飲まされており、事があれば一気に小沢排除に動く可能性があります。

 社民党も国民新党も党内に問題を抱えています。このように見ると、現在の党勢力を保っている与党も野党も、まともなところは一つも無いのです。共産党だけは別だと思われていますが、その共産党はかなり国民の支持を減少させており、これまでのようなキャスティングボードを握るところまでは行きそうもありません。

 総括すると、日本の政党政治は極めて不透明な異常とも言うべき不安定さを示しており、いつ、どこで、誰が仕掛けても、瓦解と融解現象が表面化し、これまでの姿を一変させるか、予断を許さない状況に至っているのです。民主党政権は残り3年余り、解散さえなければ安泰だと見られていますが、これまで見て来たように内側から破壊する要素をかなりの確率で孕んでいるのです。一見、権謀術数によって政治が変わる可能性があるように見えます。その動きの先頭を切っているのが小沢幹事長です。

 しかし、これは表層の見方です。真実は内側から、また目に見えないところから突然起こる可能性があります。その根底には、鬱積して積り積った国民の鬱憤があるのです。余りにもここまで自由にされ、勝手に振り回されて来た国民の不満があるのです。死火山でも全く噴火の可能性がゼロという訳ではありません。そして、もし、死火山が一端噴火したら、予想もつかない大噴火になる可能性があるのです。そうすれば、日本は、そして世界は一変し、一夜にして様変わりするかも知れません。キルギスや、タイの政変もその事を暗示している様にも見えます。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

形は何にせよ他国、日本にも引火する可能性は充分にありますね!!

投稿: 連邦連合 | 2010年4月 8日 (木) 22時37分

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