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崩壊しつつある小売業

 日本は猛烈なデフレの荒波にもまれています。多くの人は物価が下がり、物が安価で手に入り、暮らしやすくなった、と実感しているでしょうが、一方で小売業界の崩壊が確実に進んでいる事に目が向いていません。

 現在の貨幣経済は、健全な流通過程が維持されてこそ成り立っているのです。中間マージンを省くなど流通コストの削減や政府の事業仕分け作業に代表されるムダを省け、というスローガンは一方で従来の経済システムを破壊しようという動きに繋がっています。

 お金と言うものは流通してこそ意味があり、途中で流れを変えようとすると、社会に大きな混乱をもたらします。いずれ、今のような弊害の多い貨幣経済は改変され消滅するでしょうが、いま急にそれを変えようとすると大きな混乱が生じ、却って不公平を増長させることが起きるのです。

 民主党政権は、そこのところを考慮せず、ただ闇雲に選挙目当てで国民に媚を売るため子ども手当てや事業仕分けをやろうとしていますが、それは無茶というものです。無理を通せば道理が引っ込む、の喩えどおり、世の中にかなり大きなストレスを生み、軋みが増えつつあります。

 世界は変わらなければなりませんし、変えなければならないのですが、その変化の過程で泣きをみたり苦しむ人が増大すれば何のための変化か、意味を失うことになります。

 つまり、無理をして変わろうとすれば、後で必ず反動が来るのです。そこのところをよく見て動き方を自在に変化させなければ悲劇を生む事になります。以下の二つの例はその典型です。(産経新聞およびネバダ投資情報より引用)

 家電販売の競争激化により清算が決まった家電量販店「さくらや」は28日、首都圏の全11店舗で最後の営業を終え、64年の歴史に幕を閉じる。25日までに閉鎖した新宿東口駅前店(東京都新宿区)、船橋店(千葉県船橋市)4店は親会社のベスト電器と資本提携しているビックカメラが引き継ぐ。

 親会社のベスト電器が今年1月12日に経営再建策の一環として、営業赤字が続いていたさくらやの清算を決定。2月末までに1都3県で展開する「さくらや」全15店を閉める計画を公表していた。

 さくらやは昭和21年に創業。池袋や渋谷など首都圏の駅前を中心に出店し、規模を拡大してきた。最盛期には大手カメラ系家電量販店のヨドバシカメラ、ビックカメラと並び「3カメ」と呼ばれた。しかし、店舗の大型化の波に乗り遅れたほか、ヤマダ電機などの郊外型家電量販店の台頭による競争激化で業績が悪化。平成18年には九州地盤のベスト電器の傘下に入り、経営再建を目指したが、その後も業績悪化に歯止めがかからなかった。

 家電量販店業界はエコポイント制度効果で薄型テレビなどのデジタル家電の売れ行きが好調だが、店舗間の競争は激しさを増している。景気低迷による雇用・所得不安で先行きも厳しいと予想され、業界内では「今後、業界再編が加速する」(大手家電量販店幹部)との声もあがっている。

猛烈なデフレと半額でも買い手がいなくなる日本

昨日、【富山】に稀少金貨のお届けで参っておりましたが、以下のような宣伝を見ました。
<ラーメン 50%引き>
ここは全国チェーン展開をしているお店ですが創業年にちなんで290円ラーメンを売りだしていますが、これが半額の145円になるというのです。
これでは普通のラーメン店はやっていけません。
勿論、期間限定ですので、このセールス期間が終われば元の値段に戻すのでしょうが、この間近隣のラーメン店は大打撃を受けることになります。
今、日本には自分だけが儲ければよいという風潮が蔓延していますが、このようなことを続けていけば最後には共倒れになり、皆が不幸になります。
今、日本全体がデフレで沈んでいっていますが、日本株式半額セール、日本国債半額セール、日本円半額セールという時代が近未来に見られるかも知れませんが、『半額でも買う価値はない』、ということになるかも知れません。
すでに海外投資ファンドがべらぼうな価格で購入しました六本木のビル・ホテルが半額でも売れないという事態に陥っていると報じられています。

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コメント

オーストラリアの消費税は10年前に出来ました。
0%から10%になったのです。初期は国が大企業に物価抑制を指示しました。もちろん、喜んで大企業は国の言う通りにします、だって消費税は企業優遇税制ですから。累進課税減額でしたから。
消費税の結果、中小零細事業者は廃業しています。
巨大企業が市場を独占して、物価は上昇しています、一般市民は生活が苦しくなってきています。企業は利益を上げ続けています。
日本政府も消費税を上げようとしていますが、おそらく消費税をこれ以上上げると小さな店はすべて消えていくでしょう。そして、大企業(イオンのような)が市場を独占し、日本のデフレは終息するのでしょう。
そして、希望の? インフレの世界でしょう。

投稿: kenshin | 2010年3月 1日 (月) 18時24分

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