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自壊する帝国

 この記事は、少し趣向を変えて文体を換えて書いて見る。外務省のラスプーチンこと佐藤優氏の著書に、「自壊する帝国」というのがある。私はこの間上京した際、浜松町の本屋に立ち寄った時、ふとこの本が目に付いた。前々から一度読んでみたいと思っていた本だが、つい読みそびれて月日が経ってしまっていた。まだ今だに読んでいない。佐藤氏とは一度お会いして話をしてみたいと思っているが、しがない好事家など相手にされる筈もない、と遠慮している。

 さて、標題の著書はまだ読んでいないが、実はこの「自壊する帝国」という書名には、興味を持っている。それは、自壊している帝国とは、わが国の自民党という政党だと思っていたからである。2001年に小泉政権が成立してその思いが湧き起こっていた。奇しくも、鈴木宗男氏と連座して佐藤優氏が逮捕されたのは、それから間もなくであった。

 それまで閉塞状態であった自民党政治に於いて、新しく成立した小泉政権に対して国民の誰もがある種の期待感を以て迎えた筈である。それが、半年も経たないうちに見事に裏切られた。私はその時、余りの見事な裏切られぶりに完全に裏をかかれ、その理由を探しまわっていた。そしてたどり着いたのが、小泉政権はアメリカの手先であったのではないか、そしてそれを導いたのが竹中平蔵という人物ではないのか、という事である。そして、彼が自民党を「ぶっ壊す」と言ったその言葉に、ある種の怨念と、凄味を感じ、これは自民党のみならず日本もぶっ壊すのではないかと予想したのである。そしてそれは見事に的中した。

 私は、小泉政権成立半年後、わが業界に対する無慈悲なやり方に非常な反発を感じ、折から取材に訪れたTBSの記者を相手にビデオカメラの前で約一時間ぶっ通しで小泉内閣のやり方を批判する言葉を述べ続けた。だが、残念ながら、記者の取材の目的は他にあったようで、私の言葉はたった5分ほど流されただけであった。後で聞いて見ると、その5分でもキー局の取材を受けて流されたのは凄いことだと言われた。私にはそれが余りにもしゃくだったため、僅か5分に縮められた発言に不満タラタラであったのである。それ以降マスメディアの取材内容は信用しないことにしている。

 私は今後いかなることをしても、自民党政権の再生はあり得ないと思っている。その理由は、小泉内閣が徹底的に抵抗勢力の壊滅に狂奔し、そのカルマが余りにも巨大であったためであると思っている。それが典型的に現れたのが、亀井郵政担当大臣の、郵政民営化見直し法案の成立直後の表情を見たときである。大きく議場の天井を見上げ、感慨深げにふっと溜息を吐いたときであった。まさしくこの時、亀井大臣の心をよぎったのは、自分を除名し、追放してまで成立させた郵政民営化法を、自分の手で葬り去った思いであったであろう。

 自壊する帝国とは、自民党の事だ、という思いは、多分亀井氏を始め、城内実氏や平沼赳夫氏にもある筈である。私は、小泉改革の直後、亡くなった江藤隆美氏とお会いして、二人だけで膝突き合わせてお話しさせてもらったことがある。その時、江藤先生は、口を極めて小泉改革の罪を述べられ、彼は自民党だけではなく、日本国をもぶっ壊してしまった、と嘆いておられたのが今も目に浮かぶほど印象的であった。

 江藤隆美という政治家は、ある意味で古き良き時代の保守本流の自民党政治家の典型であった。つまり、小泉改革とは、そのすべてを葬り去り、完膚なきまでに破壊したのである。

 ただ、私は今の民主党政権が反自民の政権だとはまったく考えていない。むしろ、反小泉の政権なのである。それ以外は、ほとんど旧自民党の古い体制を踏襲しているとさえ見ることができる。したがって、反アメリカでは勿論なく、中国にシフトしていると見えるのは錯覚に過ぎず、共産中国は、ウォール街のアメリカ金融財閥が作り上げた国である、という事実を多くの人が知らないからである。戦中から戦後にかけて、アメリカで権力を得たのは、社会主義者であり、マッカーシーの有名な「赤狩り」=レッドパージは、このアメリカ地下社会主義者たちを表面に追い出して、アメリカの危機を救おうとした、愛国者たちの抵抗だったのである。日本ではこの事実がまったく逆に受け取られている。しかし、いずれ時が来ればヴェノナ文書という、驚くべき秘密文書群が明るみに出されるであろう。そうすれば、真珠湾攻撃の罠や、ルーズベルト大統領の秘密作戦の数々が暴露されるであろう。

 「自壊する帝国」という言葉は、それらをも含めて、歴史の表舞台から隠された様々な人間模様を暗示する言葉なのである。

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コメント

武山です。コメント、ありがとうございました。結果は申し訳ありません。私の見込み違いでした。ただ、すべてを諦めるのはまだ早いと思います。いろんな情報を見てみると、必ずしも否定的ではないような気がします。もう少し様子を見ましよう。

投稿: | 2009年12月19日 (土) 19時27分

18日のCOP15でも公表はされませんでしたね。
まぁゴイムはゴイムの分をわきまえて
奴隷状態で一生を過ごすことが勤めだということですね。

もし今すぐ消えることができるなら
消えたいですし、二度と地球には生まれ変わりたくはないです。

もうすべてあきらめました。

投稿: DH | 2009年12月19日 (土) 16時53分

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