« 民主党は隠れ多極主義! | トップページ | 城内実ブログから(11月10日付け) »

デパートの売り上げ減少が止まらない!

 今日の経済情報で注目すべきは、三越・伊勢丹の純利益が-66%も落ち込んだニュースでしょう。このままで行けば、百貨店業界は総崩れになる恐れが大です。

 ところが、この現象は日本の百貨店だけでなく、アメリカの小売消費も似たような傾向をたどっています。自動車販売の利益率改善が経済ニュースで伝えられていますが、決して株価値上がりに繋がっていません。それはトヨタの北米でのリコール問題が片がついた訳ではなく、販売台数が増えていても、そのほとんどは利益率の少ないハイブリッドカーの増加のみです。日産やトヨタの収支改善は、もっぱら下請けいじめによるもので、このところのリコールの激増は、無理な経営効率化のため生産現場の作業の質が極端に低下しているためです。

 こんな事を続けていれば、いずれ自動車を始めとして日本の製造業は崩壊してしまいます。鳩山政権は、海外進出を煽るような発言を閣僚がしていますが、とんでもない勘違いです。自動車一つを取ってみても、自動車メーカーがすべてを作って車を完成しているわけではないのです。それは、大手ゼネコンにも言えます。大手ゼネコンは海外へ進出せよといっているらしいですが、とんでもない事です。いまや大手ゼネコンは商事会社に過ぎないのです。工事を仕上げ、完成させているのは、中小・地元・専門工事業者なのです。

 このように、まったく産業構造を理解しない経済評論家・アナリストが多過ぎます。投資資金というものは回りまわって、自分たちの企業にも戻ってきている、ということが理解されていません。その一つに、国家財政のムダを省け、というスローガンがあります。ムダを省くのは結構。だが一つのムダを省けばそれ以上の影響が他に及びます。これは金融庁の不良債権処理に似ています。不良債権は処理しなければなりませんが、それを不況時に実行すると、さらに不況感を亢進させます。風が吹けば桶屋がもうかる、というのは一つの真実を表わしているのです。利潤という儲けがこの世を動かしている、という事実はいつの時代も変わりません。

 これは、小泉内閣で、構造改革を実行して失敗済みのはずです。いま、ムダを省け、というマスメディア・財務省の大合唱は、日本を破壊する行為だというべきです。

拡大するトヨタリコール問題

 http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/

|

« 民主党は隠れ多極主義! | トップページ | 城内実ブログから(11月10日付け) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1217756/32147669

この記事へのトラックバック一覧です: デパートの売り上げ減少が止まらない!:

« 民主党は隠れ多極主義! | トップページ | 城内実ブログから(11月10日付け) »