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元財務官・行天豊雄氏について

 武山です。ちょっと休んでから先ほどお約束した記事を書こうと思って、インターネットを開いたら、突然「行天豊雄」氏の記事が「神州の泉」というサイトに出てきました。もちろん、藤井財務大臣が行天氏を財務省顧問に指名したのは知っていました。とんでもない人物を指名したな、とは思っていましたし、いずれこの事について記事を書く必要がある、とも思っていたところだったのです。

 そこで、急遽予定を変更してこの事を記事にする事にしました。つまり、この行天豊雄という人物の日本の経済においてどのような足跡を残しているかについて、どうしても書いて置かなければならない必要があると思ったのです。普通、足跡という言葉はその人物の業績を伝えたり、称揚したりするときに主に使います。しかし、私はこの言葉をその反対の意味に敢えて使いたいと思います。

 それには理由があります。私の著書「ヤヌスの陥穽」をぜひ開いてください。その67ページから68ページにかけて、こうあります

 『時の大蔵省には日本を代表する「通貨マフィア」といわれた人物がいたんだ。大蔵省の国際金融局長をしていた「行天豊雄」という。彼はFRBのポール・ボルカー議長と近く、正真正銘の国際派だった。ところが、この行天という人はもう一つの顔を持っていることは、余り知られていない。国際金融財閥のロックフェラーによって設立された「日米欧・三極委員会」の日本の枢要なメンバーなんだ。実はこの三極委員会というのが曲者で、世界を北アメリカ、西ヨーロッパ、東アジアの三つの経済圏にまとめ、支配しようという野望を持つ組織なんだ』 この後に北川という人物を登場させて、『ああ、その組織なら私も聞いた事があります』と北川が言った。『一体何だ、その三極委員会というのは』 藤巻は思わぬ方向に話が飛んだので興味津々で口をはさんだ。北川が言葉を継いで言った。『三極委員会というのは秘密でも何でもないんです。ですが、その上部組織である「ビルダーバーグ・クラブ」は世界をひとつにまとめ、世界政府を樹立して支配しようと目論む国際金融グループや政界の大立者が集まって結成された秘密組織なのです。このメンバーには元米国務長官ヘンリー・キッシンジャーがいます。そして、行天氏は東京銀行の会長も歴任しており、まさに日本の金融の大御所的存在で、大蔵省財務官時代は“ミスター・ドル”とも綽名されたほどの金融のプロです』 三四郎はこの後北川の言葉を引き取って、『つまりだ、日本の富のアメリカへの移転にあたっては、日本の財務当局が手引きをした、ということなんだ。…』(以下省略)

 以上長々と引用しましたが、この後に引き続く部分に大変重要な指摘を行っています。私が言いたいのは、この本の事が自慢なのでは決してありません。極端に言えば自費に近い形で出版しましたが、この本が世に出る事に意味があると考え、たとえ一冊も売れなくても良い、とさえ思っていたのです。幾ら売れたかは興味がありません。もし読みたいとお思いの方はまだ出版社に在庫があるはずですから、注文されれば手に入ります。

 しかし、そんな事よりも、一日数万の読者があると想像される著名なブログでさえ、私が過去数年前に既に本に書き、出版していた事などご存じなく、今更のように、行天氏という人物の足跡をブログに記載したのに驚いたのです。もちろん、ブログの管理人は私の本などご存じなかったのであろうし、藤井財務大臣の指名による行天氏の顧問就任に、ブログ管理人が一抹の不安を感じられたのは、まさに慧眼というべきです。

 武山祐三というどこの馬の骨とも分からないヤカラが書いた本など、誰も注目する筈はありません。しかし、これが名のある作家が書いた本ならどうでしょうか。内容に変わりがあるはずはもちろんないのです。ということは、多くの人は作家の名ですでに買う時からその本の価値を決めてかかっている節があるのです。ですが、私が書いた内容はすべて真実です。この中には、現職の小泉総理とある行革大臣とのやり取りを書いた場面があります。この内容は、私しか書けません。というのは、現職行革大臣とさしでこの話を聞いたのは私しかいませんし、すべて実話だからです。こう言えば、私が、どこの誰であり、どこの人間かは分かる人には分かるはずです。

 繰り返します。この本はすべて事実に基づいています。脚色は一切ありません。「りそな事件」も事実ですし、私はそれを知り得る立場にありました。植草元教授が嵌められたのも事実ですし、既にその事を本の中で指摘しています。植草氏の冤罪問題が広まる前です。

 私は、この本が売れることを望んでなんかいません。これは本当です。しかし、この本を書くきっかけになった、「えひめ丸事件」これは不可解な事件です。私はこの事件によってあたら若い尊い命が海の藻くずと消え、単なる漁船事故としかアメリカでは報道されなかった事実、ワドル艦長は完全な軍法会議行きの違反を犯しながら、名誉の除隊という不可解なアメリカ軍の処理、ましてその事実をひとかけらも伝えない日本のメディア、その何もかもが私は無念に思い、太平洋の深い海の底に今も眠っている若者の悲しみ、これらを思うと、私は命を失う事さえ覚悟で書かざるを得なかったのです。だから、たとえ一冊も売れなくてもいい、この本が世に出る事こそ意味があると思ったのです。

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コメント

もし本当に「一冊も売れなくてもいい」のなら、
「大変重要な指摘」の内容も解説されるのでは?
本の宣伝にしか見えません。

投稿: 一見 | 2009年9月24日 (木) 16時03分

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