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任期満了に伴う仙台市長選挙の結果

 政令指定都市の仙台市の市長選挙の投開票が26日(日)ありました。結果は政令指定都市では初めての女性市長の誕生となりました。

 しかし、結果を見てみると投票率は44.72%、得票数2位も女性で同じ元副市長経験者で、本来であればかなりの激戦が予想される選挙であったと思うのですが、2位との差が10万票近く開いた大差での当選でした。

 これは近づく総選挙直前の選挙としては、いかに争点のない有権者の関心の薄い選挙であったかが分かります。

 これには幾つかの立候補者の考えとして問題があったことを覗わせます。最大の問題点は、地方の首長選挙に政党色を持ち込みたくないという思惑です。しかし、これは支援した県組織としての民主・社民の選挙後のコメント「衆院選に必ずプラスの影響が出る」という言葉とは矛盾しています。はっきりいって、この選挙の結果は、有権者の意識を反映していません。

 仙台市は、過去に公共事業に絡む汚職事件で現職の市長が逮捕され、以降全国各地で同様の事件が発生し、注目の的になった都市です。

 ですが、この結果は市長選としては極めて低調です。政権交代という今の国政レベルの争点がいかに皮相なものでしかないかを象徴しているように見えます。

 私がこの前から書いているように、住民の意識がそれほど変わっていないということの表れです。仙台市は東北地方最大の政令指定都市です。ですが、ここもご他聞に漏れず景気悪化で、失業率が悪化し、倒産企業が多発していると聞いています。もっと地方の悲鳴を受け止めて、熾烈な選挙戦が行なわれて当然です。

 しかし、この結果では地方は変わりようがありません。なぜか? それは44%余りしか投票率がなかったという厳然たる事実が示しています。有権者の20%の支持しか集められない選挙結果が何を示しているのか。要するに、住民は当選者を支持したとは言えないのです。政治家はこの事実を重く受け止めるべきです。そうなると、民主・社民の県レベルでの責任者の発言がいかに根拠のない軽いものであり、有権者の意識を反映していないかが分かります。この選挙は、そういう意味で、重要なものでした。

 

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