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鳩山前総務大臣に申しあげます(追伸)

 昨晩、私のブログのコメント欄に貴重な読者の意見をいただきました。衆議院選挙の小選挙区制についてです。確かに仰る通りです。しかし、私はそれでも敢えて鳩山前総務大臣に申し上げます。今の自民党をただちに飛び出すべきです。

 それは、選挙に勝つとか、当選者を増やすとか、大きな力を持つようにするとか(例え今回の選挙で、自民党は負けるにしても、自分たちだけは生き残れるようにするとか)とは全く意味が違うのです。そうは言っても数は力です。選挙は数で勝負ですから、少しでも多い方が勝ちです。でも、それがそもそもの間違いなのです。良く考えてみて下さい。数が多い方が正しい、とは言えません。今国会で児童ポルノ法が成立しようとしています。この法律の問題点は多くの人が指摘しています。私もその通りだと思います。以前、小泉内閣のとき、障害者自立支援法、後期高齢者医療制度、その他の数多くの悪法が小泉改革の名のもとに次々と成立しました。これは、数の力を使って民衆を地獄に突き落とす政策でした。しかし、その当時は、これに反対する者は抵抗勢力だ、というレッテルを貼って、政権から追放したのをよもやお忘れではありますまい。その結果がどう出ましたか。私が前回の記事で、“もと来た道に逆戻り”と言ったのは、その事を指します。私は数を頼みにした政治はもう終わりだ、と言いたかったのです。数が多ければそれが正義であり、それが民主主義だ、と錯覚していた時代はもう終わりにしなければいけない、と言いたいのです。

 民主主義の根幹は民衆の全ての意見を集約して政治を行う事にあります。しかし、今の政治は本当の民主主義が生かされていません。それは、多くの人の声が正当に政治に反映されていないからです。より正確にいえば、騙されて投票に行かされているだけです。それが端的に表れているのが、若者の投票行動であり(棄権)、無党派層の増加やタレントへの投票なのです。その事について学者や評論家、マスメディアなどは本当の事を理解していません。いまのプロの政治家が陰で何をやっているのか、民衆は心の奥底では見抜いているからです。深層心理では真実を知っているのです。もうそういう政治は迫りくる危機には何の役にも立たないばかりか、世界を破滅に追い込むスピードを速めることしかできません。

 いまこそその究極の袋小路を打破する時なのです。ちなみに、今日の白川勝彦氏のブログを読んで下さい。氏は今回の選挙を「民衆革命」だと呼んで(読んで)います。まったくその通りです。

 私は、今回の衆議院選挙で、政権交代は必ず起きる、と見ています。いまさら自民党が何をやろうとしたところで、この勢いは簡単にひっくり返りません。たとえ政権与党がどんな汚い手を打とうとも、です。だから、民主党もやり返す必要は全くないのです。やり返すことは、相手の策謀に引っかかる事に繋がります。

 しかし、私はもう一つ先を見ています。たとえ政権交代が起きても、民主党が新しい時代のかじ取りをうまくやれるとは到底思えません。それは、やはり数を頼みにした、旧来の政権担当手法しか持たないからです。前回、政権交代が起きた時、何が起こりましたか。政権の内部崩壊です。これは、政権を取った時のビジョンが曖昧だったこともありますが、アメリカからの圧力を無視していたからです。前回の政権交代は、米国からの圧力によって崩壊させられた、というのが真実です。自民党は政権を取り返しました。しかし、よく歴史を紐解いて下さい。最初は社会党を政権に取り込んで連立を組んで、次には自由党と公明党を取り込みました。結果はどうなりましたか。社会党は完全に崩壊し消滅してしまいました。これらの出来事の裏には、すべて米国のCIA等の諜報・秘密組織の関与があります。皆さん、よくご存じのエピソードがあります。それは村山首相の引退です。村山さんは清廉潔癖、金銭や女性スキャンダルのまったくなかった政治家でした。その原因は、パリサミットにありました。彼は危うく毒殺されかけたのです。いままでにアメリカの指示を無視して政治をやろうとして暗殺された日本の政治家は数多くいます。皆さんご存じのかたも何人もいるんです。要するに、これまでの日本の政権は文字通りアメリカの傀儡政権でしかなかったのです。野党でも言う事を聞かない骨のある政治家は、浅沼稲次郎をはじめ何にも暗殺されています。

 いま、それが劇的に変わろうとしています。白川勝彦氏のいう「民衆革命」です。この結果、自公連立政権は文字通り崩壊し、両党とも消滅の危機に直面するでしょう。それは、民衆を食い物にした政治を行ったためのカルマの発現です。彼らの役目は完全に終わったのです。では、天下を取った民主党はこれで万々歳で、政権は永く続くのか、というとそうは行きません。かの武田と上杉の天下争いを見て下さい。上杉・武田両家は結局天下の覇権は取れず、織田信長も、豊臣秀吉も完全に天下統一を成し遂げてはいません。

 だから、私はいま鳩山前総務大臣に自民党から出て新しい政治を目指してほしいのです。これから大変化が世界で起こります。その前兆はすでに起こっています。去年のリーマンブラザーズ破綻に端を発した世界金融危機です。この時、私は図らずもニューヨークから緊急のメッセージを受け取り、友人の何人かと取引銀行の本社幹部に知らせましたが、誰一人として信用する人はいませんでした。トヨタの経営に対する不安も昨年11月にメールマガジンで発信しましたが、笑われ、馬鹿にされました。

 そんな事は何とも思っていません。それよりも、これから訪れる社会の崩壊現象は、古い体制と構造を破壊しつくし、まったく新しい世界を構築するための前触れなのです。ですから、従来の理論や手法はまったく通用しません。新しい視点と感性が必要なのです。こういう時に必要なのは、鳩山前総務大臣のような、テコでも動かない信念と気骨がある政治家であり、金の魔力に引き摺られない、清廉潔白な人物です。いずれ近いうちに時は来ます。その時、経験を積んだ、官僚の手練手管を知り尽くした、ベテランの政治家がどうしても必要なのです。最近話題になっている、どこかの県のタレント崩れの知事では到底勤まり得ない、先のビジョンと透徹した政治力が求められる時代がすぐそこに来ているのです。

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